BLOG CATEGORY

  • コラム記事
  • スタッフ[5]
    • 中村 克己[37]
    • 浅見 啓
    • 田中 俊行
    • 加藤 剛史
    • 若林 研吾
    • 河村 浩行
    • 野村 将太
    • 夕部 泰弘[4]
    • 平林 希章
    • 辰巳 唯人
    • 坂田 博
    • 本多 高基
    • 橋本 将昭
    • 後藤 謙二
    • 本多 雅樹
    • 満田 深雪
    • 藤田 直樹
    • 佐藤 雅巳
    • 杉崎 智介
    • 中 裕子[1]
    • 垣本 真吾
    • 田中 公英
    • 門田 悠暉
    • 杉野 政仁
    • 相馬 光敏
    • 吉田 有毅
    • 西垣 颯一郎
    • 三尾 仁人
    • 関川 洋太郎
    • 西口 梨沙
    • 吉田 昇悟
    • 大曾根 快
    • 横山 紗妃
    • 小久保 美央
    • 片山 博史
    • 平塚 寛生
    • 小林 啓太郎
    • 山根 悠揮
    • 小泉 祥太郎
    • 村井 絵理子
    • 柴田 克彦
    • 増川 可南留
    • 猪鼻 和歌子
    • 小暮 千碩

Monthly Archives

医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» シーズン

ブログ

シーズン

   投稿日: 2018/03/30    投稿者:中村 克己

 前回のブログでは、サイバーエージェントの役員の言葉を引用しました。この会社の創業は1998年ですが、今では東証一部に上場し、直近の売り上げは3700億円にも達するスーパー新興企業です。私が就職活動をしていた時にはまだ創業4年で、一部の就活生の間ではベンチャーの雄として話題になっていました。インターネット広告事業を主体としており、ネットの持つ無限の可能性が誰の目にも明白になりつつあった当時において、私も大いに惹かれました。結局、他の企業に入社しましたが、あの時サイバーに行っていたら、と妄想することが今でもあります。

 当時の私は大手企業にはあまり魅力を感じなかったのですが、そこには、ある友人からの影響があります。彼は大学の同級生で、在学中から営業のアルバイトでかなりの金額を稼ぎ、学費も生活費も全て自分で賄っていました。

 酒とタバコが大好きで、恵比寿にある彼のアパートに行くと、浴びるほどの酒を飲まされました。遠慮を知らないアナーキーな人間で、堅実な私とは肌が合わなかった。会うとたいてい互いに不愉快な気分になりましたが、私の結婚式にも出席してくれましたし、私が退職した会社に彼が入り、かつて師事していた上長の元で彼も仕事をするなど、奇縁は続きました。今から思えば、学生ながらも枠にとらわれない発想と行動力でガンガン稼ぐ彼を見て、私もベンチャー志向になったのだと思います。

 その彼が、数年前に、30代半ばで死んだときは「そりゃ、そうなるよ」と思いました。二十歳前後の「スロットル全開」生活を、30代になっても続けていたからです。

 

 極私的な話を続けてしまいましたが、要は「人生にはシーズンがある」という所感を、若者に伝えたくなったのであります。

 自分のことだけを考えて猛然と前進すべき時期もあれば、少し肩の力を抜きつつ視野を広げて、家族や、社会全体のことを視野に入れて活動すべき時期もある。私の友人の場合、アクセルのベタ踏みを続け過ぎて、エンジンがオーバーヒートしちゃったんじゃないか。彼が創業した会社はまだ渋谷にあります。彼の志は残された人間が引き継いでいる、とでも言えばいちおうの格好がつきますが、あの酔っぱらいにそんな高尚なものがあったとは思わない。死ぬ必要なんて全くなかった、と思っています。

 人生にはシーズンがあります。若い時に、目一杯、遊んだり勉強したりして欲しい。医学部は、目指せるだけでもかなりの僥倖なのです。千載一遇のチャンスを獲りに行かない手はない。ボーっとして勝機を逃すような受験生もいますが、そんな生徒には、身体をブワブワ揺さぶりながら、「自分がどれほど勿体無いことをしているのか、分からないのか!」と言ってやりたい時があります。ついでに「イチ、ニ、サン、ダー!!!」と叫びながらビンタしたい。

 今時そんなことをしては職を失いますから菩薩の笑顔で過ごしていますが、本音としては、ありったけの力を振り絞って、アクセルを踏みまくるべきと考えます。勉強のし過ぎで死んだ奴はいません。

カテゴリ:

TOPへ