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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» クレージーな人たちへ

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クレージーな人たちへ

   投稿日: 2018/03/23    投稿者:中村 克己

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 先日、本屋で「駿台予備校 by AERA」(朝日新聞出版)という書籍を見かけました。雑誌「AERA」が売れそうな特集をムック(mook:magazineとbookの中間を表す造語です)に仕立てて販売するシリーズですが、そこで駿台が取り上げられている。「ここでしか過ごせない時間がある」という宣伝コピーのもと、中村雅俊さんや山崎直子さん(宇宙飛行士)ら著名人が、駿台で過ごした時間についてインタビューに答えています。こういった特集が組まれるとすれば、真っ先にフォーカスされるのは駿台なのでしょう。さすがに歴史があると言うか、見事なものです。今の駿台にかつてのアウラがあるかは別問題ですが。

 以前、酒席で同席した方に、自分は予備校で英語を教えています、と伝えたところ、その方が駿台に通っていた頃の経験を語ってくれたことがあります。曰く「一年間、ずっとサマセット・モームの『雨』を精読する、という授業があって面白かった。aとtheの違いなんかがよく分かってさ」等々。

 高名な文学作品を、一年間、延々と読む。aとtheの本質的な違いを伝えながら。

 今の時代には成立しがたい授業だと思います。モームを面白く語れる素養を持つ講師はなかなかいないでしょうし、受験に直結しない授業を受け入れてくれる生徒もいないはずです。「一見、役に立たないような遠回りも大事だよ」という言葉が肯定的に受け入れられる風土は減じている、と思うのは私だけでしょうか。

 一年間、モームを読んでいれば、モームのセンスが移ってきます。30年後に酒席で語りたくなる授業。それは講師の力だけでなく英文の力でもあるわけで、そういった力のあるテキスト、かつ今の受験生にも伝わるテキストを、たまには使いたいものだ、と思っています。

 そこで思いつくのがスティーブ・ジョブズです。私は、彼の言葉は現代のどの詩人よりも力があると思っていまして、ちょこちょこコレクションしています。先日も生徒が「俺、ジョブズ好きです。あのCMの言葉、かっこいいですよね」と言っていたので、スクリプトを渡しました。今はユーチューブがあるから、本当に優れた作品は、たとえCMであっても現代っ子が知ってるんですね。その生徒は、日本では「アップル宣言」と呼ばれるそのCMコピーをブツブツと読んでくれていますが、義務ではなく、好奇心を持って英文と向き合えたら、それは入試に直結する力になります。rebelとかstatus quoとか、入試で合否を分ける大事なボキャブラリーも含まれていますし。以下、引用するので楽しんでみて下さい(日本語バージョンも素晴らしい!)。なお私は、自分が組織で働くならこういう革新的な野心を持つ集団で働こう、それが叶わないならピンで仕事をする方がいい、と思って来ましたし、今もそう思っています。


Think different

Here's to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes. The ones who see things differently.

They're not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
 
About the only thing you can't do is ignore them.

Because they change things. They invent. They imagine. They heal. They explore. They create. They inspire. They push the human race forward.
 
Maybe they have to be crazy.
 
How else can you stare at an empty canvas and see a work of art? Or sit in silence and hear a song that's never been written? Or gaze at a red planet and see a laboratory on wheels?
 
We make tools for these kinds of people.
 
While some see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.
 
By Apple Computer


クレージーな人たちへ

クレージーな人たちがいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように 物事をまるで違う目で見る人たち。

彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。彼らの言葉に心をうたれる人がいる。反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。

しかし彼らを無視することは誰にもできない。

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは発明した。創造した。人の心をいやし、奮い立たせてくれた。彼らは人間を前進させた。

彼らは人と違った発想をする。

そうでなければ、何もないキャンバスの上に 芸術作品は見えてくるだろうか?静寂の中に、今までにはない音楽が聞こえてくるだろうか?赤い惑星を見つめて車輪のついた実験室を想像できるだろうか?

私たちは、そんな人たちのための道具を作る。

クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから。

By アップルコンピュータ

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