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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 続 金藤引退

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続 金藤引退

   投稿日: 2018/03/22    投稿者:中村 克己

  前回のブログでは「人間は変われる」という、金藤選手の言葉を紹介しました。

 私はその言葉に共感する者の一人ですが、とは言え、この言葉を安易に受け取るべきではない、とも考えます。

 よくあると思うんですね。「君はやればできる」といった耳障りのいい言葉に、ただ癒されるだけ、というパターンが。現実の厳しさから目を背けるための隠れ蓑として成功者の言葉を受け取ってしまう。でも結局、自分の行動にはつながらないし、つながっても継続しないし、だからモノにならない。我が身を振り返ってみても、「言葉に化かされる」ケースはままあります。

 金藤選手はインターハイで優勝するなど早くから頭角を現し、東海大学体育学部に入学後には日本記録を何度も更新しています。才能にも環境にも恵まれていたトップアスリートと言っていいでしょう。また、その言動を見ても、真面目で日々の努力を怠らないタイプであることは明らかです。その選手が伸び悩み、苦しみ抜いた末に、覚醒した。

 幼い頃からの努力に加え、素直さや、周囲への感謝。そういった様々なファクターが合わさった上で「人って変われるんですね」に帰着したのであって、そういった背景や蓄積を持たない人間が、まるで宝くじが当たるかのように、ある日突然自分が変わることを期待しても難しいはずです。

 私は英語を教えていますが、英語は「今までの蓄積」がモノを言う教科です。中高時代に、どのような勉強を続けて来たのか。さらに遡れば、幼い頃から、どのような母国語の言語環境に置かれてきたのか。感性はどれほど開いているか。思考の習慣はあるのか。様々な要因が合わさり、現在の英語力を形成しています。力量は千差万別で、他人と比べるのはあまり意味がないと私には思われます。まず目指すべきは「自己ベスト」です。

 当然、医学部受験ですから最終的には高いレベルを目指し、他人を押しのけて行く必要があります。しかし、苦手な方は、まずは自分に合った適正な目標を立て、継続することに重きを置くべきです。「高い志に基づいた、医学部合格に対する断固たる決意」があれば結構なことですが、それはあくまで理想です。今までそういう生き方をして来ていないなら、すぐに持てるとは思わない方がいい。階段は一段一段登るしかありません。

 小さな目標を達成し続けること。その繰り返しの先に、もう少し大きな目標が見えてきます。そうしてボトムアップを続けて下さい。

 そうして医学部のシッポが見えて来たらしめたものです。そこから先は、トップダウンで目標を組み立てて行けます。
「医学部合格水準とは、〇〇が出来ること
⇒12月の段階で、〇〇の水準まで到達しないといけない
⇒そのためには、10月の段階で〇〇まで到達しないといけない
⇒夏が終わるまでに〇〇まで到達しないといけない
⇒そこから導き出される今日のタスクは、〇〇」という風に。

つまり、ゴールから逆算して一日の計画を立てられるようになる。トップダウンで現実と対峙すると、大半の医学部受験生は「今日やらなければならないこと」の質と量に驚くでしょう。しかし受かるためには向き合うしかないし、今まで「自己ベスト」を更新してきた受験生であれば、受け止められるはずです。

 昨日よりも今日。今日よりも明日がよければ、まずは十分だと思います。

 分岐点は毎日ある。「ちょっと大変なほう」に自分を向け続けることができるか。

 今、この瞬間を踏ん張って行きましょう。

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