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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 続 ハングリーであること

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続 ハングリーであること

   投稿日: 2018/03/15    投稿者:中村 克己

 前回のブログでは、ハングリーであることの優位性について述べました。

 ただ私は、この精神的資質を引き上げることは難しい、と思っています。まずは「ハングリー度」を自覚すればいいのであって、過度に気に病むことはありません。

 「ハングリー度」は、矮小化すれば「ヤル気」と言ってもいいと思います。

 「勉強をやる気が起きないのですが、どうしたらいいですか?」という悩み相談を受けることがあります。私なりにモチベーションが上がるようアドバイスをしますが、同時に、ヤル気なんか起きなくても、やることをやれればいいじゃない、とも思います。

 こう考えるようになったのは、天流仁志さんという予備校講師の著作「学習の作法」を読み、影響を受けてからのことです。以下、その本の表現を一部借用していることを断っておきます。

 私(中村)は地方の公立の進学校に通っていました。勉強の習慣も一応ついていたと思います。では、やる気があったのか。否です。クラスメイトもそうでした。勉強好きとかヤル気満々の子がいたとは思えませんが、それでも一応は、皆勉強していました。

 進学校の生徒にとって「やる気が出ない⇒やらない」という図式は成り立ちません。「やる気が出ない⇒でも、やることはやっておく」が普通です。

 大人にとってもそれが普通でしょう。医師が「やる気が出ない」といって治療をサボったり、会社員が「やる気が出ない」からといって業務をサボったりしたら、社会が崩壊します。その前に、サボったツケはいずれ自分にまわり、メシが食えなくなります。

 現実問題として、勉強量の差をつけているのは、

「やる気があるかどうか」よりもむしろ、「やる気が起きないときにも勉強できるかどうか」です。

 これは、精神年齢の高さとも関係しています。受験は「オトナ度」が問われる、と私が言うのはこのあたりの事情を背景にしています。15歳くらいであれば、盗んだバイクで走り出す子がいてもおかしくはありません。平均的な15歳は、社会の仕組みを知りませんし、未来のこともなかなか想像できない。俺には今しかないぜ!と思う子もいるでしょう。でも、その精神年齢では医学部には通りません。医学部受験は、半分は就職試験みたいなものですから。

 社会人が仕事をサボらないのは、サボってしまえば、半年後、1年後に自分がどうなるのか、大体想像がつくからです。「今の仕事は自分に合わなくて、だからヤル気がしないのだ。だから私はサボっちゃうのだ」は、通用しません。その意味では、大袈裟に言えば、大人は恐怖心に駆られて仕事をしています。これは広義のハングリー精神でしょう。「やらなきゃヤバイぜ!」ということですから。

 となると、やはりハングリー精神が大事。もしくは、日本に住んでいても一歩間違えれば飯が食えなくなるかもしれない、という事実に対する想像力が大事です。

 スティーブ・ジョブズは、スタンフォードでの有名なスピーチを次の言葉で締めています。
 "Stay hungry, stay foolish."(ハングリーであれ、愚かであれ)

 以前、私の友人がこれをアレンジし、
 "Stay hungry, stay savage."(ハングリーであれ、未開人であれ)
と手帳に書いていて、カッコイイと思いました。

 未開人は、モヤモヤの概念に惑わされることなく、生存本能に忠実に、五感をフルに働かせて、食べ物を狩っていたはずです。「やる気がでない⇒やらない」という図式は、現代の病ではないでしょうか。欲しいものがあるなら、捕りに行けばいい。やる気がどうのモチベーションがどうのって、必要以上に考えるのは時間の無駄です。

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