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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 強みをどう作るか

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強みをどう作るか

   投稿日: 2018/03/01    投稿者:中村 克己

 ピョンチャン五輪は閉会しましたが、私はしばらく五輪ネタを続けると思います。ご容赦下さい。

 スピードスケートの団体パシュート女子は、分かり易い闘い方でした。個の力ではオランダ勢に勝てない。じゃあチームワークで勝負しよう、と。日本チームの選手間の距離は、オランダ勢よりも明らかに狭かったですし、隊列もキレイでした。闘い方がハッキリしていると選手も迷いが生じないし、やるべきことに注力できる、ということでしょう。どの選手も自分の役割を分かっていて、美しかったと思います。

 受験生にも戦い方があります。数学でリードを作るのか、それとも英語なのか。英語でも、読解のキレで勝負するのか、地道に知識を積み上げるのか、など戦略は様々です。

 当然、どこかで「強み(≒ここなら他の受験生に負けない、と言える点)」を作りたいものですが、そう言われても、大半の医学部受験生は作り切れないものです。暗記は苦手だし、スピードもふつうだし、理解力もあるほうだとは思えないし...。

 そこで一つ案があります。

 「暗記は出来ます」と言い切って下さい。「私の強みは、暗記力です」と。

 おそらく、数学を強みにするよりもカンタンだと思います。英語はもちろん、理科も(数学だって)暗記すべき項目は多々あります。覚えるべきことを早く覚えるほど、その後の勉強も効率が良くなる。

 暗記を好きになれ、とは言いません。正直、私もキライです。でも、私は、暗記は出来ます。「好き⇔嫌い」と「得意⇔不得意」は別軸です。

 大半の受験生は「暗記嫌い→だから不得意」というゾーンに位置しています。でも皆さんは、「暗記嫌い→でも出来る。繰り返せば出来るに決まってるでしょ?暗記くらい。私をナメないでください」というゾーンに、自らを(無理やり)位置付けて下さい。「暗記好き→だから出来る」というゾーンもありますが、さすがにここに入るのは難しいし、入らなくても医学部には受かります。

 暗記の方法論は、あります。生徒さんには当然、方法論も伝えていますが、それと同じくらい、暗記は、気合いも大事です。覚える事に対する、ハングリー精神。気持ちの勝負だったりします。

 ならば、気圧されないためにも「俺は暗記を武器にして戦うんだ」と、決め切ってしまうことを勧めます。多くの受験生が苦手だからこそ、武器に出来れば圧倒的に有利です。もちろん、受験勉強を通じて育んだ「暗記筋肉」は、医学部入学後も大いに役立ちます。

 暗記系は、継続が難しいんです。毎日、毎日、続けるのが大事、と頭では分かっていても、中断しちゃうんですね。いつの間にか中断して、そのまま何か月も経っちゃうとか。それはいけません。

 実は私は「お能」を習っていまして、能楽師の先生についてお稽古をしています。私の先生(師匠)の祖父は「最後の名人」と謳われた友枝喜久夫。父親も人間国宝。超名門の能楽師の家系に生まれ、3歳の時に初舞台を踏んだというキャリアの持ち主です。

 つまり、幼い頃から膨大なセリフを覚え、舞台に備えて稽古する日々を送って来た方なのですが、彼のセリフをいくつか引用して終わります。そっくりそのままマネは出来なくとも、心意気としては、胸に秘めておきたいものです。

 「中学・高校時代もこの仕事をしてたけど、『セリフを覚えていない』のはあり得なかった。でも、覚え方は誰も教えてくれない。自分がどう覚えたのかも、記憶にない。ただただ、必死だった」

 「どんどん『暗記はしなくていい』方向に教育は向かっているようだけど、覚えちゃった方が早いよ。覚えて始めて分かってくることも多いんだから。理解力には差がある。でも、覚える事に差はないんだから。」

 「大学受験の時も、『覚えればできる』科目が出来ないのは、プライドが許さなかった。だから英語はよくできた。受験と関係ない、例えば保健体育なんかは超いい加減だったんだけど」

 「ただまあ、『覚える』と『使える』はまた別だけど。『覚えた』後で、今度は現場でさんざん、揉まれなきゃいけない。そうしてようやく、使えるようになる」

 「弟子を教えても、お前の『覚える』の水準はそれなの?と思うことはある」

 文字にするとちょっと陳腐ですけど、ナマで聞くと非常に説得力がありましてね。。。ナマに触れるためにも、覚えるべきものはさっさと覚えて早く受験生活を終え、新しい世界に踏み出して欲しいと思います。

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