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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 続・言葉に出来ることの強さ

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続・言葉に出来ることの強さ

   投稿日: 2018/02/26    投稿者:中村 克己

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 3日前のブログでは、小平奈緒さんが、自らの技術を言葉にする取り組みを続けて来たことを紹介しました。このテーマに関して、他にも紹介したいエピソードがあります。またまたスポーツの事例で恐縮ですが、比較的伝わりやすいのがスポーツなので容赦下さい。

 日本サッカー連盟とJリーグは協働事業として、3年前から、選手育成に優れる海外クラブに指導者を派遣しているそうです。テーマは「ワールドクラスの選手を育てる」。

 1年間の研修を終えて帰国した3人の報告書は示唆に富みます。その中の一つが、「日本のJクラブが抱える根本的な問題として『言語化』が遅れている」という指摘。

 欧州では、どんなクラブであるべきかという哲学に始まり、育てるべき選手像を定義し、さらにポジションごとに必要な能力や要素を細分化して言葉にしているそうです。例えば、酒井良さん(町田ゼルビア)が出向いた東欧のクラブはビッグクラブから漏れた子供たちが集まってくるため、「ピッチ内外で正しい習慣を身につけさせ、一度受け入れた選手は19歳まで人間として育てること」を哲学に掲げていた。

 ポイントは、他のクラブの真似をする必要はない、という点です。東欧の小さなクラブが、ビッグクラブと同じ哲学を掲げても、おそらく空疎になります。血の通わない、カッコだけはいい言葉を並べても意味がありません。前出の「哲学」も、言っている内容そのものは、大それたことではありません。大事なのは、その哲学を意識し、体現しようとしているかです。

(例えば日本の学校の場合、校是はあっても、その精神が本当に活きている学校は少数派だと思われます。また、教育方針を問われ、「我が家の教育方針は〇〇です」と端的に表現できるご家庭がどれほどあるでしょうか。自分の子供は〇〇な人間になって欲しい、と。そのイメージが明白、かつ強いほうが、相手はその気持ちを受け止めてくれるものです。)

 言葉にする過程で、クラブ自身や育てる選手の理想を、練り込んで行くことになります。そして、実現のために必要な取り組みや練習も見えてきます。

 他人から見てどうこうではありません。自分(達)にしっくりと来る言葉。それを探し当てようとする試みには意味があります。来年を見据えている方は、急がば回れだと思って取り組んでみて下さい。

 今年の後期試験に立ち向かう受験生には、前出の東欧のクラブで、センターフォワードに必要な要素のひとつに「人殺しの精神性」という項目があったことを紹介しておきます。キレイなゴールでなくとも点は点。フォワードは、最後の1分で決定的な仕事が出来ればそれでいい。覚悟と切れ味のある言葉だと思いませんか。

 受験生も最後は気持ちの勝負です。医学部は、最後に決めれば勝ちです。腹を括って闘い抜いて下さい。

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