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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 実はチーム戦

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実はチーム戦

   投稿日: 2018/02/24    投稿者:中村 克己

 ピョンチャン五輪では、競技終了後、素直に周囲への感謝を口にする選手が多いと感じます。メダルを獲得した選手も浮かれるそぶりを見せず、必ず謝意を表す。見ていて清々しいです。

 冬のスポーツは総じて競技人口が少なく、周囲のサポートなくして競技は続けられません。そういった環境で戦えば、自然と人様のありがたみが身に染みるのでしょう。人間、一人じゃ何もできない。こんな当たり前のことも本当に腹落ちさせるには成熟が必要ですが、さすがに苦労人はオトナ度が高いなあと感じます。

 (平野歩夢くんみたいなトガリ感も私は好きですが。今時珍しい、内なる野性と少年魂。ただ、若さと才気だけで走り続けても周りの共感は得られにくい。この点を平野君は認識し切れていないように見えますし、それがショーン・ホワイトとの差のひとつ、と思います)

 医学部受験の世界も同様で、合格には受験生本人の頑張りだけでなく、親御さんのサポートも欠かせません。

 しかし、まれに親子関係がこじれている場合もあります。そんな時、私は、親を味方につけるのも君の力量のうちなのだ、オトナになり給え、と生徒さんに伝えることが多いです。

 医学部を目指せる境遇にいるだけで有難いと思って欲しい。それに飽き足らず「あれもこれも」と周囲に求め始めればキリがありません。親はスポンサー、出資者です。出資者の意向も汲みつつ、自分が本当にしたい生き方に一歩ずつ歩み寄る。まだ仕送りはできないけれど、せめて成績を上げて親を喜ばせよう。それくらいのデリカシーを持って欲しい。また、そういった思いが強ければ、当然学びに対して貪欲になり、合格可能性が上がります。親を敵に回すのはコドモであり、戦略的思考が足りません。(医学部受験は「オトナ度」が問われる試験でもあります)。

 同様に、周りの勉強仲間や教師を味方につけるくらいのしたたかさを持って欲しいと思います。勝つために。しかしやっぱりみんな若いですから、その逆の行動様式をとる生徒さんもいます。

 例えば、現役生が、学校の授業をディスる場面に遭遇する時があります。そんな時、「僕の前ではいいけど、学校ではそういうことを口にするなよ」と思います。学校の先生だって人間だからです。

 極端な例ですが、生徒が蔭で「あの先生の授業はマジ退屈。聞いても意味ない。時間の無駄だからずっと内職してる」と話しているところを、当該教師がたまたま聞いてしまったとしましょう。その後、何か因果が発生して生徒がその教師に頼みごとをしに行く状況になった時、教師はどこまで相手に対して親身になるでしょうか。無下にはしなくとも、身を削るようにして尽くす人間はいないと考えるべきでしょう。もしいれば、それはテレサ級の人間性の持ち主であり、まれなことだと思います。(テレサ・テンではありません。「マザー・テレサ級」です。)

 本当に勝ちたいなら、本当に勝って、医師として人に尽くす人生を歩みたいなら、一時の感情で潜在的な敵を作るのは愚策です。韓信の股くぐりくらいは涼しい顔でやりのけて欲しい。

 日々の小さな約束やルールを守れない、それが続いてしまう、というのもマズイです。知らず知らずに自分を負の流れに乗せます。説教臭くて恐縮ですが、人間性とパフォーマンスの間には一定の相関関係があります。

 傲った人間から人は離れ、謙虚な人間の周りには応援団が集まる。厳しい勝負を勝ち抜くための本当のしたたかさを持っていれば、謙虚に振る舞うのは当然なのです。周囲を味方につけること。「どうしてもあいつには受かって欲しいなあ。応援したいなあ」と思ってもらえるヤツでいること。これは大事なことです。

 医学部受験は個人戦に見えて、実はチーム戦の要素があります。人間という漢字は「人のあいだ」と書きます(←金八?)。どうも自分に自信が持てない人は、関係性の力を信じてみましょう。伸びる人間は、実は周囲が伸ばしてくれている。そう思うことから始めてみて下さい。

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