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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 感性

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感性

   投稿日: 2018/02/21    投稿者:中村 克己

 知識量がモノを言った従来の入試から、「思考力・判断力・表現力」重視へと、教育政策は舵を切っている。当ブログでは、この事を何度かお伝えしています。

 でも、そもそも「思考力」とは何なのでしょう。定義し切れた人はいるのでしょうか。多少なりとも定義を明確にした上でその鍛え方を考える必要があります。それをせずに「思考力が大事」という抽象的な言葉に振り回されてしまっては、それこそ思考停止です。私が考える「思考力」の内実はのちのち述べさせて頂くとして、今回は「感性」について語らせて下さい。

 野村克也さんは「野球は技術力には限界がある。その先は頭で考えるしかない。そこから先がプロの世界なんだよ。技術の先には頭脳と感性が必要なんだ」と語っています。

 私見では、ハイレベルな英語力に到達するには、技術の前に感性が必要です。感性とは何か。辞書的定義としては「物事を心に深く感じ取る動き」(大辞泉)となります。

 なぜ、感性が必要か。感性が豊かなほうが、英語に対する語感も鋭くなるからです。英語はもちろんロジックで成り立っていますが、最終的には語感も重要です。英単語は、それが基本単語であればあるほど、使われる文脈によって様々な種々相を見せます。言葉に対する感覚が鋭くなければ、その「微妙な感じ」を受け止めることが出来ません。

 では、感性はどう鍛えればいいのか。時間が限られている受験生が出来ることは何か。

 私は、「カッコイイ」「カワイイ」「うれしい」「たのしい」と思う感覚を、大事にすることだと思います。

 受験生活は、基本的にストイックであることが求められます。辛抱強さは必要ですが、苦しい中で感性が縮こまっても、受験には不利に働いてしまう。禁欲的な日々を送りながらも、感性は委縮させない。目の中に飛び込んでくるものがカッコ良ければ、それを素直に受け止める癖をつけることです。手前味噌ですが、私の場合で例を挙げます↓

 私は当予備校まで、四ツ谷駅から歩いて通勤しています。その途中にマセラティ(イタリアの高級車メーカー)の販売店がありますが、その前を通るのを毎回、楽しみにしています。理由は単純で、ショーウィンドウに展示してある車がカッコイイからです。あの曲線や艶感はたまらない。視界に飛び込んで来るだけで楽しくなります。

 今の季節だと道端に菜の花が咲いていたら嬉しいのですが、さすがに千代田区では目にしません。修行が行き届いたら、マンホールに感動するとか、アスファルトの敷き方に感動する、という展開もあり得ると思います。

 また、一昨日、社内のSNSで、同僚の講師が「う〇こ」という表現を使って物事を形容していました。(何て下品な予備校だ、と思わないで下さい。講師間で闊達な議論とコミュニケーションが行われている証拠、と思って頂ければ幸いです)

 それを見た時、私は思わず衝かれました。よく見ると、この言葉は面白いフォルムをしています。書家が掛け軸に書いたら、きっと面白いんじゃないでしょうか。それに、何とも懐かしい。荒井由実の「瞳を閉じて」を聴いたときのような気持ちになりました。誰の胸にも響く、普遍性のある言葉です。

 白状しますが、私はどうも、「う〇こ」という言葉を使いたかっただけで当ブログを書いたようです。いくら何でも品が無い。おそらく校長から削除命令が出ると思います。

 しかし!感性や語感を鍛えることは、英語に役立つだけでなく、学科を超え、生徒が一生を生き抜くための力を与えてくれるはずです。この信念(妄念)は譲れない。私は、縁あって我々と出会った生徒さんには、絶対に絶対に、強く、たくましく、楽しく生きて欲しいのです。その思いだけは分かって下さい、校長!

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