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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 中村 克己» 土壇場での粘り強さ

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土壇場での粘り強さ

   投稿日: 2018/02/18    投稿者:中村 克己

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 昨日、私は所用で山形県の酒田市に行っていました。酒田は最上川の河口に広がる、日本海に面した街です。上越新幹線の始発に乗り、新潟駅で在来線に乗り換えて、日本海沿いを北上しました。

 首尾よく用事を終え、お土産も買い、後は帰るだけ。特急列車に乗り込んだところ、アクシデントが起こりました。

 強風の影響で、ゆっくりとしか進めなかったのです。列車は「きらきらうえつ1号」という名前でしたが、何もキラキラしてなくて「鈍牛うえつ」でした。最初は「もっと飛ばしてくれ」と思っていましたが、そのうち悟りが開けてきて「前に進むだけでも、十分、幸せである」と感じるようになりました。

 2時間ちょっとの予定が、7時間近くかかってようやく新潟駅着。最終の新幹線はとうに出発し、土曜日ということもあって新潟駅周辺のホテルはどこも満室。予期せぬ修羅場に「雪国おそるべし!」と思いましたが、それはともかく。

 車内に一人、受験生とおぼしき女の子がいて、一心不乱に勉強しているのが印象に残りました。

 ナッツ姫だったら(←古い)とっくにキレてもおかしくない状況なわけです。大方の乗客は、疲れた表情でスマホをいじったり、何時到着予定なのかをしきりに車掌さんに聞いたり、お酒を飲んで気を紛らわせている。

 一方で、その子は、黙々と日本史か何かの暗記物をやり続けている。周囲の状況に惑わされずに、淡々と、自分がコントロールできることだけに集中している。私には、修行の行き届いた剣豪か何かに見えました。

 一方の私は、持っていた本は全て読み終えてしまい、妻にLINEで、いかにも仕事に行くふうに家を出ながら実は酒田に行っていたことを弁解するメッセージを送り、ひとしきりの論争を得て理解を得、その後は退屈に耐え切れず、普段はあまり飲まないビールを口にして眠ろうとする、というありさま。彼女と切り合ったら一瞬で真っ二つにされてしまうに違いありません。

 最後の粘り強さは、決定的な差別化と競争力を産み出し、勝敗の大半を決めます。

 入試直前まで僅かでもクオリティを上げることを諦めない執念。
 ひとときも集中力を切らさず、地道な改善を積み重ねていくような運用力。

 ベタですが、最後はそれが大事、と彼女を見ていて思いました。

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