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医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » イヤホン

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イヤホン

   投稿日: 2017/04/26

 イヤホンをして音楽を聴きながら勉強をする方も多いと思う。私もその一人である。私は音楽好きであることもあり、一時期、様々なヘッドホンやイヤホンを買い漁っていた。それに伴い、かなりのイヤホンやヘッドホンに関する知識を有している。そこで今回は、理屈の上ではどのようなイヤホンが音質的に優れるのか、という話をザックリとしようと思う!

 さて、ここで何故、ヘッドホンは最初から候補に上がらないのか、と思う方もいらっしゃるだろう。それは、原理的に音質で圧倒的に劣るからである。ヘッドホンには大きく二つの種類がある。開放型と密閉型だ。前者は背面が大きく開放されており、可聴帯域において比較的綺麗な周波数特性にはなるが、空気が漏れていく為、低音再生が難しい。ドライバー(発音部)を大きくすれば低音の問題はある程度解決するが、今度は分割振動と呼ばれる現象により、高音部の周波数特性が乱れる。後者は背面が閉じられていて、空気漏れが少ないので低音再生は容易だが、密閉されている為、内部で共鳴による大きな周波数特性の乱れが起こり、可聴帯域に大きなディップが出来てしまうのである。どちらにしても、音楽再生において大きな問題が原理的に存在するのである。 

 対してイヤホンであるが、こちらにも開放型と密閉型(耳栓/カナル型)がある。前者は昔からある、耳に引っ掛けるようなタイプで、問題点は開放型ヘッドホンと同様なのだが、イヤホンはどうしてもドライバーが小型になってしまう為、開放型ヘッドホン以上に低音再生に難が出る。

 さあ、本命のカナル型イヤホンである。これも、密閉型ヘッドホンのような周波数特性上のディップは発生するのだが、ドライバーを小型にする(バランスド・アーマチュアという超小型ドライバーがある)ことで、このディップを可聴帯域より上に追いやることに成功している。低音に関しても、外耳道を密閉している形になるので、小さなドライバーでも十分な再生が可能なのである。よって、可聴帯域内では極めてフラットな周波数特性を示す。

 つまり結論としては、出来る限りドライバーが小型な耳栓型イヤホンが、構造上最も周波数特性的に優れた音を再生する、ということになる。音なんて最終的にはその人の好みなので、本来何がいいというものは無いのだが、新しいイヤホンを選ぶときの参考にして頂ければ幸いである。ちなみに、私が愛用しているのはEtymotic Researchというメーカーのものだ。

 

山根 悠揮TA

 

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