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元県立大学長 中村慶久のことば

   投稿日: 2017/01/24

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プロフィール

中村慶久(なかむら よしひさ)
東北大戦記通信研究所長、
化学技術復興機構JSTイノベーションプラザ宮城館長などを経て、 2009年4月に岩手県立大学の3代目学長に就任。
2期6年を務め15年3月に退任。その後、瑞宝重光章を受章。

「もっと学びに対して貪欲になって欲しい」

私は2009年4月に岩手県立大学の学長に就任しましたが、
大学という場所は、激動の時代を生き抜く力を身に付けるための
場所でなくてはならないと考えています。

もちろん、大学時代だけでなく、社会へ出ることによって
多くの問題に直面し、それらをどのようにして乗り越えていくかを考えることで、
生き抜く力は養われていきます。

しかし、その基礎となる力は大学時代いかに問題意識を持って
学んでいたかが重要になってくると考えています。

私が学長になって2年後の2011年に東日本大震災が発生しました。
当時私は、被災現場を訪問し、学生たちの目で直接その光景を見ることで、
自分たちに何が出来るのか、現場ではどういう事が必要とされているのか、
ということを学生たち自らが考えるためのプログラムを発案しました。

現場を直接見た学生たちは直面した問題に果敢に挑んでおり、
自ら考え答えを見つけようとする学生が多く、
まさに生き抜く力の基礎を身に付けることが出来たのではないかと感じました。

他国では学ぶことに対して貪欲な人が多く、
生涯勉強し続けることの必要性を理解している人が多いと感じます。

社会に出た時、直面した問題をどうやって乗り越えるのか考えることも勉強の一つです。
学ぼうとする姿勢を持ち続けることはとても大事なことであり、
皆さんももっと学びに対して貪欲になって欲しいと思っています。

まずは、学ぶことの楽しさを知ってもらうために、
物事を理解する力を身に付けて欲しいです。

その力を1人で身に付けることの出来る人もいますが、

まずはサポートしてくれる人や
場所を見つけることが大切だと思います。

自分1人では出来なかったこともサポートしてくれる人がいれば、
最も早く確かな方法でその問題を解決してくれるはずだからです。

これから皆さんが立ち向かっていく壁は目の前に大きく立ちはだかり、
その大きさに不安を感じてしまうこともあるかもしれません。

そんな時こそ、サポートしてくれる存在の力を借り、
果敢に挑戦していって欲しいと思います。

そして、皆さんの奥に秘めた力を最大限に発揮し、
可能性を広げていってください。

健闘を祈っています。

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