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岩手医科大学入試情報

   投稿日: 2016/01/13

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<出題傾向>



旧課程初年度となる2006年に、それまでの6問のうち3問解けばよいという形式から3問必答の形式になり、

この形式が現在まで続いている。

かつては証明問題も出題されたことがあったが、近年では穴埋めになっているので、計算ミスは禁物である。



2011年から毎年出題されている確率の問題と、微分積分を使った面積の問題が特徴的。

他の医学部に比べると難易度は低く、時間にも余裕があるが、その分点数を高く積まなければならず、油断は禁物。



確率は図形と絡めた問題で、しかも場合分けと書き出しが多くなる傾向が高い。

面倒だからといって諦めず、最後まで書き出せるようにしておくことが大切である。

図形の条件もすぐさま使えるよう、十分練習を積んでおくこと。



微積は、近年では接線と面積を求める、よくある問題が出題されている。

ただ、答は汚くなる傾向が高いので、検算を怠らないようにすること。

他の一問は様々な問題が出題されているが、教科書的な内容を問うことが多い。

習った内容のすべてが淀みなく使えるように、1対1対応の演習などできちんと勉強しておくこと。



2016年は新課程初年度なので、形式ががらりと変わる可能性がある。

ただ、それを心配しても仕方がないので、

どんな問題がどんな形式で出てきても解けるようにするという気概を持って、普段から勉強に取り組んでおきたい。



<岩手医科大学 年度別出題傾向分析>

難易度の表記(左が東京出版、右が比較対象)

A 入試数学基礎演習 傍用問題集の発展問題
B 1対1対応の演習 チャート式(黄、青、赤)
C スタンダード演習 「標準」と名のつく問題集
D 新数学演習



分量の表記(目標解答時間)

A ~15分
B 15~20分
C 20~30分
D 30~40分
E 40分以上





1999 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] 確率の計算
[2] (1)平均値の定理 (2)3次方程式の解法(因数定理)
[3] 無限級数(多項式×指数関数)
[4] 群数列
[5] (1)因数定理 (2)2次方程式の解法(ド・モアブルの公式)
[6] (1)媒介変数の消去 (2)双曲線の漸近線



難易度はAAABAA、分量はAAABAA。

基本的な出題で、教科書的な内容がよどみなく使えるかどうかが問われている。




2000 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] (1)二次方程式 (2)解と係数の関係(二次方程式) (3)恒等式
[2] 指数方程式
[3] 円錐の展開図、最大・最小(微分法)
[4] AM-GM不等式(n = 3)、三角比
[5] 確率の計算
[6] 図形と方程式(放物線と直線)


難易度はAAABAA、分量はAAAAAA。

1999年と並んで、基本的なセット。

教科書的な内容を無理に複合したものが多いので、苦手分野を作らないこと。




2001 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] (1)集合 (2)不等式と領域 (3)場合分けされた関数のグラフ
[2] (1)微分係数の定義 (2)微分法の応用(放物線と面積)
[3] 積分の計算(減衰振動)
[4] (1)因数分解 (2)等式の証明 (3)不等式の証明
[5] 抽象的な条件付き確率の計算
[6] 行列の固有方程式


難易度はAABAAA、分量はBAAAAA。

基本的だが、[1](1)、[2](1)、[5]は基本的すぎて、多くの問題集には掲載がない。

付け焼刃にならないような勉強を心がけること。



2002 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] 二次不等式
[2] (1)軌跡と方程式 (2)面積(扇形)
[3] (1)漸化式の立式 (2)無限等比級数
[4] 比例式
[5] 平面ベクトル(面積比)
[6] 行列の計算


難易度はABACAA、分量はABABBA

基本的なものが多いが、[4]は悩ましい。実数の範囲に比例式を満たすものはない。

[2]は答が汚くて自信を持ちづらい。

どちらも解ききるには、汚い式が現れても最後までやり抜く精神力、計算力を鍛えること。





2003 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] 確率の計算(経路)
[2] (1)不等式と領域 (2)三角不等式
[3] (1)(2)無限級数(多項式×指数関数) (3)積分の計算
[4] 群数列
[5] (1)(2)確率分布(平均、分散) (3)数列の最大・最小
[6] 楕円


難易度はCBAABA、分量はCBAACA

[1]や[5]は計算が多く、解ききるのは大変だが、[1]のような確率は本学頻出なので避けては通れない。

多少場合分けが多くなっても、最後までやり抜く訓練をしておくこと。

また、答が間違っていた場合に、どこで間違えたのかを普段の勉強で確認しておくこと。




2004 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] (1)(2)展開図(経路の最小値を求める) (3)初等幾何(計量)
[2] (1)(2)対数方程式 (3)常用対数
[3] 積分方程式
[4] 数列の和(偶奇で場合分け)
[5] 複素数平面(メビウス変換)
[6] 行列の固有方程式



難易度はBAABAA、分量はABABBA。

昨年とは違って穏やかな出題で、どの問題集にも載っているようなものが多い。

教科書的な問題がきちんと解けることが重要だが、数値が若干汚いので、計算力強化を怠らないこと。




2005 岩手医科大学([1]必答、[2]~[6]から2題選択、60分)

[1] (1)確率の計算(復元抽出) (2)(3)数列の最大・最小
[2] 積分方程式
[3] (1)微分(接線) (2)積分(面積)
[4] (1)二項定理 (2)多項定理
[5] 平面ベクトル(辺の比、面積比)
[6] (1)(2)楕円 (3)恒等式


難易度はAABAAA、分量はBABAAA。

典型的な問題なので、通常の問題集で勉強していれば、手が止まることはないだろう。計算は軽くなった。




2006 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] (1)(2)対数関数、AM-GM不等式(n = 2) (3)対数関数
[2] 極方程式(楕円)
[3] 確率の計算


難易度はABC、分量はAAB

選択問題がなくなり、問題文が長くなったが、難易度は平年並み。

確率は面倒なことが多いので、丁寧に場合分けすること。また、全範囲を万遍なく学習しておくこと。




2007 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 場合の数
[2] (1)2次関数 (2)軌跡と方程式 (3)恒等式 (4)積分(面積)
[3] 行列の計算


難易度はBAA、分量はABA。

汚い数値もなくなり、かなり穏やかになった.

場合の数は少し面倒なこともあるので、場合分けの練習をしておくこと。

また、教科書の勉強をおろそかにしないこと。




2008 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 連立方程式(2次方程式の解と係数)
[2] 共通接線、積分(面積)
[3] 三角関数、2次関数の最大・最小


難易度はAAB、分量はAAB。

典型的な手法が身についていれば、特に問題ない。

[2]のように2次曲線は頻出だが、2次曲線特有の性質を使うわけではないので、

普通の微分の問題と同じように対処できる。




2009 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 場合の数(経路)
[2] (1)座標平面におけるベクトル (2)(3)円と接線
[3] (1)(3)場合分けされた関数のグラフ (2)恒等式 (4)三角関数


難易度はAAA、分量はAAB

傍用問題集の演習のところに載っていてもおかしくない内容で、非常に易しく分量も少ない。

計算ミスは致命傷になるので、見直しの練習をしておくこと。




2010 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 場合の数(組み合わせ)
[2] 2次不等式
[3] (1)媒介変数(楕円) (2)解の配置 (3)積分(回転体の体積)


難易度はBAB、分量はBAC。

場合の数はいつものようにやや面倒で、数IIIの範囲も少し厄介。

少し複雑そうな問題でも、やってみればたいしたことはないので、怯まないこと。また、計算力を鍛えること。




2011 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 確率の計算(復元抽出)
[2] 整式の除算、因数定理
[3] 三角比、微分法(最大・最小)


難易度はCAB、分量はCAA。

確率は例年通り面倒だが、(1)(2)(3)の順に簡単になっていくという変則的な出題であった。

他は普通の問題であって、無理なく解ける。いきなり計算したりせず、よく考えてから計算することである。




2012 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 確率の計算(復元抽出)
[2] (1)(2)図形と方程式 (3)距離の和の最小値
[3] (1)微分(接線) (2)図形と方程式(計量) (3)最大・最小 (4)面積と対称性


難易度はCAA、分量はCAA。

今までと同じように確率は面倒。

確率漸化式の問題を解くときのような遷移図を書くと見通しがよいので、練習しておくと良い。

他はヤマ勘でも当たりそうな問題である。

言語化はできなくても、ある程度の論理は頭の中に浮かぶようにしておくこと。




2013 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 確率の計算、図形と方程式
[2] (1)(2)2次方程式の解の配置 (3)対数方程式、解と係数の関係、2次関数の最大・最小
[3] (1)図形と方程式 (2)線形計画法 (3)(4)積分(回転体の体積)


難易度はBBB、分量はBBC。

確率は融合問題であったが普段より易しかった。

「交わる」の意味を間違えると正解にはならない。普段から言葉に注意したい。

他の問題もセンター試験調のぼやけた出題となった。全範囲が身についていることが合格の必要条件である。




2014 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 確率の計算(復元抽出)、三角形の成立条件
[2] (1)3次方程式 (2)微分(接線) (3)(4)積分(面積)
[3] 空間ベクトル(四面体の体積)
難易度はBAA、分量はBBA。

確率はよくある面倒な問題。場合分けがきちんとできるようになっていること、

また、いざとなったときに書き出す練習をしておくことが大切である。




2015 岩手医科大学([1]~[3]必答、60分)

[1] 確率の計算(復元抽出)、図形と方程式
[2] 群数列
[3] (1)微分(接線) (2)(3)微分(最大・最小) (4)積分(面積)


難易度はBBA、分量はBBB。

確率はいつも通りの丁寧な場合分けと書き出しが必要な問題。

群数列は斬新な区切り方だが、基本が身についていれば問題ない。


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