医学部受験の慶応進学会フロンティア» ブログ » 数学が得意になる勉強のやりかた
投稿日: 2015/02/26
生徒から様々な質問を受けることがありますが、今日は頻度の高いものを紹介いたします。
「どのように勉強したらよいか」
という質問です。また、このような質問をするケースは「勉強してもなかなか伸びない」という悩みを抱えていることが多いです。
質問や課題、テストなどを通じてこれらの生徒の問題点を検討してみますと、ほとんどのケースが「基礎をおろそかにして先へ先へ進もうとする(≒焦って前の範囲がよくわからないまま先へ進もうとする)」
に当てはまっています。
例えば積分がわからない生徒がいたとして、その生徒はほぼ確実に微分も実はわかっておらず、おそらく極限や数列も理解が半端になっているでしょうから、正しく理解して勉強していたら新しいことを習って急にわからなくなるということはまず起こりません。
新しい単元を理解できなかったとしたら間違いなくその前の単元の理解が不十分なことに由来いたします。
不十分な理解のまま勉強を続けて誤魔化してもいつか無理がたまってパンクをして全く勉強についていけなくなってしまうので、回避策、対応策としては「自分がどこから理解して何をわかってないか」をはっきりした勉強をすることです。本校では「学習チェックシート」という日々の振り返りを重視したペーパーを用意したり、コースによっては個別指導で生徒一人一人にじっくり向き合う他、通常授業の様子から生徒の理解度を見て重点的にやり直す範囲を提案することもあります。
土台が不確かなままムリをした勉強をする逆ピラミッドの勉強から
土台のしっかりしたピラミッド型の勉強
を志していきましょう。
数学担当 藤田直樹